どうにかネタバレなしの感想を書いて、宣伝せねばと。
でも…あの世界観を言葉で表現するの難しすぎる。
なんと言えば…。
仁の出演が決まったのが約2年半前ですね。
「47RONIN」
誰よりも、私よりも、一番最初にこのタイトルにくい付いたのは母でした(笑)
母は子供の頃から「忠臣蔵」の大ファンだったんだと、
そのタイミングで急に衝撃のカミングアウトをされ。
ならばいろいろ教えてくれと、お願いしまして、
それから、私も母にいろいろ聞き、母も私にいろいろ教え、
2人で「忠臣蔵」を見るようになり、2人で泉岳寺にも行き、
約2年半で、気づけば結構「忠臣蔵」に詳しくなり、好きになってしまったのです。
そんな状態での「47RONIN」初鑑賞でした。
まずは色鮮やかな映像の美しさに感動…。
これだけでもうお腹いっぱいというか。
日本の美しい景色とか、武士道の精神とか、すごく大事にしてくれるんですね。
そういうシーンは本当にどこまでも美しくて。
外国人から見た日本の美しさを詰め込みました!という感じ。
なんか、日本人ってすごいだろ?武士ってすごいだろ?…って言いたくなる(笑)
外国人が見たら、きっともっと美しく見えるのかな…。
でも、それでいて、どこまでもファンタジーなのがまたすごく面白くて。
最初からこれでもかってほどファンタジーなのですよ。
見たことない怪物が次から次へと飛び出してくるんですよ。
さらにそれが3Dになってるから、もう目が回りそう。
かなり見入ってしまって、見終わった後は…ぐったりでした。
3Dファンタジーの威力はやっぱりすごかったです!
「忠臣蔵を見てなくても楽しめる。逆に見ない方がいいかも。」という声もあります。
映画見て、確かにそうだな、と思いました。
「とりあえず原作見てお話理解しておこう!」みたいなノリだったら、
別に原作は見なくていいかも。
キャストが言うとおり、原作に忠実なわけではないし、
外国人が見てもわかるようなシンプルなストーリーになっているので、
見てなくても十分楽しめるから。
「仇討ち」「復讐」というテーマだけわかっていれば大丈夫じゃないかと。
でも、「忠臣蔵」見ておいて良かった…と思うこともあったんですよ。
「あのシーンがこうなったんだ!」とか、
「このシーンあるんだ!」とか、
「この景色あのシーンと同じだ!」とか、
そういうところでワクワクすることができたのがすごく嬉しくて。
監督もきっと「忠臣蔵」のことすごく勉強したんだろうなーと思うと、感激でした。
それに、原作見てて登場人物のことを知っている分、感情移入できるシーンがあったのも良かった。
特に大石主税さんのシーンで。
それは、単純に仁ファンだからか、原作の主税さんが好きだからか、なぜかはわからないけど、
仁の目で語る演技に、予想以上に妄想を掻き立てられたというか、
この映画ですごく素敵な息子に描いてくれていたのが、原作の主税さんと重なって、
そこですごく胸がいっぱいになりしました。
原作の名場面とか、彼の辞世の句とか、いろいろ思い出して、
描かれてない部分まで妄想できてしまったので、感動が何倍も増しました。
だから、見ていて良かったとも思ったりしました。
見終わった後、やっぱり「忠臣蔵」好きだわー!また見たい!って気持ちになれました。
結局、見たことない人も、見たことある人も、楽しめるってことだ~!!
頭を柔軟にして、世界初のファンタジー時代劇として、
世代、性別、国籍問わず、新鮮な気持ちで受け入れられる映画だと思いました。
公開が待ちきれません!